久しぶりです・・音楽を聴いて涙があふれてきたのは。
まさに音楽に魂を揺さぶられた・・・そんな経験、人生で何度あっただろう。
先日足を運んだライブ「ROMANTICA QUATRO "ORACIÓN TOUR"」(@ライブ&ダイニング「C'est la vie」 | 横浜)でのことです。
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久しぶりです・・音楽を聴いて涙があふれてきたのは。
まさに音楽に魂を揺さぶられた・・・そんな経験、人生で何度あっただろう。
先日足を運んだライブ「ROMANTICA QUATRO "ORACIÓN TOUR"」(@ライブ&ダイニング「C'est la vie」 | 横浜)でのことです。
その時々で異なる編成が組まれるROMANTICA。今回は4人編成。
♫ 田中倫明さんの心地よいパーカッション
(スペイン好きの私は田中倫明さんの叩くCajon(カホン)の音が大好き)
♫ 梶原順さんの研ぎ澄まされていながら優しくも美しい、愛が溢れるギターの音
(いつも素敵な音色を奏でる梶原順さん。ROMANTICAで聴ける梶原順さんのギターは特に好き。)
・・・そして私にとっては今回初めてその音に触れる機会となったお二人
♫ 早川純さんが身体全体でリズミカル&ダイナミックに奏でるバンドネオン。郷愁を誘う音色がなんとも美しい。
♫ 伊藤ハルトシさんが多彩な音を繰り広げる6弦エレクトリックチェロ。時には重厚感を、時には艶やかなメロディーを、軽やかに奏でる様はまるで魔法のようでした。
この4人の組み合わせがそれはそれは素敵で・・・。
普段はそれぞれ独自の音楽活動をしている一流ミュージシャンたち。
その時、その場で、その瞬間だからこそ起こる化学反応(?)で4人のエネルギーが融合して生まれる「音の空間」の美しさが、曲の美しさと相まって心の奥深くにす〜っと染み入ります。これぞライブハウスで聴く生音ならではの魅力。
歌詞のない、音だけで紡ぎ出される世界・・・。
より一層想像力を掻き立てられ、壮大なスケールの映画のワンシーンのような詩的な情景が自然と目の前に浮かび上がってくるのです。
曲が変わる度にシーンが切り替わって、
色あせたオレンジ色に空が染まる薄暮のキューバの街、だったり、
日が沈んで間もない群青色の空に街灯がともり哀愁漂うブエノスアイレス、だったり、
穏やかで柔らかな朝の光に包まれたひととき、だったり、
魂の叫びが聞こえてきそうな激動の時代のスペイン、だったり、
麦の穂をなでる優しい風、だったり・・・
時に情熱的に、時に優しく奏でられる美しい音楽が、勝手に思い描いたイメージをドラマチックに盛り上げてくれるので、自然に涙が溢れてきたのでしょう。
もう一つの理由は、ライブハウス「C'est la vie」さんの音響がとても良く、研ぎ澄まされた美しい音のひとつひとつが濁ることなくダイレクトに胸に響いたからでしょう。
とっても幸せなひとときでした。
ミュージシャンたちが互いに顔を見合わせて微笑みながら演奏する様や、互いに呼応するように音を膨らませていく様が間近で見られる、感じられるのもライブ演奏ならでは。
音楽を言葉で伝えることができないのがもどかしいのですが、生の音の素晴らしさを是非多くの人に知ってほしい、「ROMANTICA QUATRO」の魅力を一人でも多くの人に知ってほしい、そんな風に感じた一日でした。
今回の豪華メンバー ROMANTICA QUATRO による演奏は今のところライブでしか体験できないのですが、田中倫明さんが創り出す ROMANTICA の世界に興味をそそられた方は過去のアルバムを iTunes で試聴できますので是非体験してみてください。
▶ 田中倫明 - Romantica "Pablo X" (iTunes)
今回のライブでも上記アルバムから数曲が演奏されました。以下に少しご紹介。
その他のアルバムはこちらから・・・
▶ 田中倫明 - Romantica